ちょっと昔の話、平成２７年７月４日、ヒラメを釣った際にロッドを折ってしまいました。
折損したロッドは、「アングラーズリパブリック　Shore Gun SFGS-103MH」。

保証期間内でしたので、まず考えたのは修理でしたが、新品を購入した方が良いと思えるくらいの修理代。

これで修理を諦めて新しいロッドを購入したわけですが、折れたロッドはそのまま保管していました。



どうせ捨てるならと、自分で修理してみることにします。

よく見直してみると、折損した部位の周辺に傷がありました。
恐らくは、この傷が元になり、釣れたヒラメを引きずった重さで折損したのではないかと思われます。

修理には、カーボンロッドを使用しました。

購入したサイズは、内径２mm、外径３mmの物で長さは５００mmです。



これを適宜な長さに切って、折損した部位に挿入し、ロッドを接続します。

こんな感じです。

テーパーがあり、片側に挿入できたのに片側には挿入できない場合には、研磨し細くする必要があります。

ロッドの切断にはダイヤモンドヤスリを使用すると良い感じで切断できます。



折損した部位に縦の亀裂が入っていると折角直しても直ぐに割れてしまうので、縦割れを無くすように長めに切断します。

切断した後
老眼のせいで気が付きませんでしたが、向かって左側は切断の際に失敗していました
また右側は、まだ縦にヒビがあるので、更に切断。




接続です。

エポキシボンドを使用します。
１０分で固まるのを使用しましたが、もっと遅く固まるタイプの方がゆっくりと作業ができて良いです。


ボンドを塗りたくって、挿入します。
また、挿入する側の穴にもボンドを塗っておきました。




ボンドでの接続だけでは心許ないので、カーボンロービングにエポキシボンドを着けて、ロッドに巻いて補強します。



補強した部位は残念ながら太くなってしまいます。


仕上がりについて、よく言うと、ガイドの取り付け部の様な感じになりました。

カーボンロービングを巻いた後には、エポキシボンドでコーティングします。


道具と材料が揃えば、意外と簡単に修理ができます。


仕上がった状態で、先日、３８gのジグを思い切り振りましたが、「ボキ！！」ということにはなりませんでした
ただ、飛距離が出なかった・・・そんな気がしました。


今度は、このロッドを使用してヒラメを釣ってみましょうかね
ただし、釣れればですがね











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